NISA(ニーサ)

NISA(ニーサ)とは株式投資や投資信託における税制優遇制度です。一般口座とは別にNISA口座を開設する必要があります。

2014年1月からスタートしました。この制度は2023年まで続きます。

年間100万円までの投資においては売却益・配当によって得られた利益は非課税となります。

一般口座では売却益・配当によって得られた利益の20%が税金としてかかります。

少額投資であればNISA口座の活用を検討されてもよいかと思います。

NISAまるわかり550×518

NISAイメージ図550×280

NISA口座を作るのにあたって証券会社や銀行に申し込みをするわけですが、口座は一人1口座となります。(金融機関の変更は可能。)

5年を越えて株式の保有を続けたい場合は、翌年の100万円枠を使用するか一般口座に移管することになります。

また未使用枠を翌年に繰り越すことは出来ません。

NISA枠の例550×253

売却しても枠は回復しません。

NISA枠の例2 550×247

口座開設までの流れ

NISA開設の手順550×233

開設手順は上図のようになっています。

開設にあたって注意したい点は、銀行から開設した場合は株式の売買が行えないというところです。ご自身で株式の売買を検討されている方は証券会社から開設しましょう。

なお開設まで3週間程度時間がかかります。

証券会社(銀行)によってサービスやキャンペーンは異なりますので、よく比較してから開設することをおすすめします。

NISAを利用する際の注意点

NISA口座損益の通算550×304

一般口座とNISA口座で損益の通算が出来ません。

NISA口座移管550×248

損失を出したまま保有期限を迎え、一般口座に移管した場合、その資金が元本と見なされてしまいます。

NISA活用の難点

売却して枠が空いても再利用出来ないため、デイトレードのような短期の売買には向かず、中長期での運用になるかと思います。

しかし、中長期での運用でも売却枠が使用出来ない事を考えますと利益確定のタイミングが難しく、また損失が発生した場合においても損切りしづらくなります。

特に株式投資を初めて間もない方は、中長期での運用は難しく塩漬け株の原因になりかねません。

塩漬け株とは・・・多大な損失が発生してしまい、売るに売れず含み損を抱えたまま長期間保有してしまう事。

このようにNISAはメリットばかりではありませんので、よく検討された上での開設をおすすめ致します。

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