お得な配当銘柄の探し方

株式市場に上場している企業は沢山あります。

そして、その中には誰もが知っている有名企業や、知名度は高くないですが堅実な企業、倒産が危ぶまれる企業など、多種多様な企業が混在しています。

配当金を狙っていくのなら、その多種多様な企業の中から、自分のお得な企業を探さなければなりません。

しかし、そんな多種多様な数多くの企業を1社ずつ見て探すのは、とても時間が掛かります。

そこで、この記事では、お得な配当銘柄の探し方を紹介していきます。

ここで紹介した方法で銘柄探せば、きっと貴方にとってお得な銘柄を見つけ出すことができるでしょう。

■配当利回りを重視する方法

インターネットで「配当金 利回り」と検索すると、数多くの株式毎の利回りを教えてくれるサイトが出てきます。

これらのサイトを利用して、配当利回りの高い銘柄を調べて投資をします。

この方法では、配当利回りに注目した銘柄選定を行うので、企業の信用リスクに不安を感じる方もいるかもしれませんが、配当狙いの投資法では、銘柄を保有する期間は短期間になるので、信用リスクに伴う損失を受ける可能性を最低限に抑えることができます。

■セクターから銘柄を選定する方法

日本市場に上場している株式は33業種のセクターに分かれています。

それは
水産・農林業、鉱業、建設業、食料品、繊維製品、パルプ・紙、化学、医薬品、石油・石炭製品、ゴム製品、ガラス・土石製品、鉄鋼、非鉄金属、金属製品、機械、電気機器、輸送用機器、精密機器、その他製品、電気・ガス業、陸運業、海運業、空運業、倉庫・運輸関連業、情報・通信業、卸売業、小売業、銀行業、証券・商品先物取引業、保険業、その他金融業、不動産業、サービス業です。

これらのセクターは、景気の循環による影響や世界経済の影響に対して、セクターに所属する株式が全て同じように連動して動きます。

つまり、セクター毎の暴落率を調べることで、そのセクター全体の株価が割高なのか?割安なのか?調べることができます。

そして、割安なセクターには高利回り銘柄が眠っていることが多々あります。

これは、所属しているセクターからの圧力で、その中に所属する優良企業の株価も押し下げられてしまうからです。

インターネットで「セクター 暴落率 比較」と検索すると、セクター毎の比較を教えてくれるサイトが出てきます。

セクターが分かったら、その中の企業をサーチして高利回りな企業を選定して下さい。

また、成長分野のセクターでは、利益を設備投資に再投資する傾向にあるので配当性向は低く抑えられます。

逆に成長が一段落した成熟セクターでは、新たな再投資先が見当たらないため、株主への還元という形で配当性向が高くなる傾向にあります。

この点も考慮して、セクターと銘柄を選定することで、良い企業を見つけることができるでしょう。

■購入時期タイミングで銘柄を選定する方法

配当狙いの投資法では、相場の動向を気にせずに短期的な投資で乗り切る、あるいはじっくりと中長期的に構えるといった2つの方法があります。

配当狙いの短期的な投資では、よく見られる傾向として、3月決算で権利確定日を迎える銘柄では、その1~2ヶ月前から高い配当利回りや株主優待を狙って買いが集まってきて株価が上昇します。

短期的な投資をするのなら、その点を考慮しつつも損失を出さない株価で購入する必要があります。

具体的には、予め指値で注文を入れておき何かの拍子に株価が落ちた所を購入するという方法が良いでしょう。

じっくりと中長期的に構える投資をするのなら、リーマンショックやチャイナショックなどの市場が暴落した際に、株式を購入し長期間保有します。

この方法は、後から振り返ると、非常に割安な株価で購入したことになるので高い利回りを得られます。

ただし、どのタイミングが株価の底なのかは、後から振り返って初めて分かることです。

暫く株価の低迷が続くことも予想されるので、じっくりと中長期的に構えるのなら、長い期間保有しておける安定した銘柄に投資することをお勧めします。

そして、どちらの方法にしても、最悪何年も保有ができるように、余裕資金で投資を行うことが大事です。

■配当利回り+株主優待で銘柄を選定する方法

銘柄の中には、配当利回りが低くても株主優待と合わせると高利回りになる物もあります。

証券会社の株主優待検索システムや、インターネットで「株主優待 利回り」と検索することで、株主優待を実施している企業を調べることができます。

これらの方法で銘柄を選定することで、株主優待と配当金を合わせた利回りを調べる事ができます。

株主優待と配当金を合わせて考えて、高利回り銘柄に投資するのは良い投資方法だと思います。

■まとめ

この記事では、お得な配当狙いの投資法を紹介してきました。

ここで紹介した方法を実施すれば、お得に配当金や株主優待を獲得することができるでしょう。

忘れないで欲しいのは、株式投資は全て自己責任です。大きな損失を被らないように、予測は固め固めにやっていくことが、何よりも大切だと思います。

そして、いずれは貴方の配当狙いの投資法を編み出していって下さい。

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