VWAP 【ぶいわっぷ】【Volume Weighted Average Price】

【VWAP】とはVolume Weighted Average Priceの略で、日本語では出来高加重平均価格と言い、当日の証券取引所で成立した約定価格ごとに出来高で割り加重平均した価格です。その日にその銘柄を購入した人々の平均買いコストと解釈することができます。

日中のVWAPの動きに合わせて大きな資金が流れることがあるので、日中売買をするデイトレーダーにとっては大切なテクニカル指標となります。VWAPは機関投資家が「株を買い付けるタイミングをはかるための指標」として利用していることが多いからです。くう

■計算方法

         当日の総売買価額合計
VWAP = —————————————————
          当日の総出来高

【VWAPを使用したテクニカル分析】

VWAP

株価がVWAPよりも上で推移しているときは当日購入した人々の多くの損益がプラスであり、VWAPよりも下で株価が推移していれば多くの人々が損失(マイナス)であったといえます。

株価がVWAPよりも上で推移していて、さらに前日比プラスのときは、短期的には強含みでその後も買いが続くだろうと判断でき、逆に、VWAPよりも下で株価が推移していれば、買いを控えようとする投資家が多くなると予想できます。つまり、市場参加者の強気・弱気を判断することができるのです。

≪買いサイン≫
①株価がVWAPを下から上へ抜けた時
②VWAPが上向きで、株価が上からVWAPに近づき反発したら買い

≪売りサイン≫
③株価がVWAPを上から下へ抜けた時
④VWAPが下向きで、株価が下からVWAPに近づき反落したら売り

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