包み線(抱き線)【つつみせん(いだきせん)】

包み線(抱き線)とは、前日のローソク足の実体(始値~終値)を包むようにして現れる足型のことです。

■包み線(陰線→陽線)<陽の抱き線>

Wrap line

①包み線(陽線)

「陰線→陽線」の順番が上昇トレンドへの転換で、前日の陰線をはねのけて上昇したことから、買いの勢力が強まっていることがわかります。

安値圏で陽の抱き線が出現すれば底打ちのサインとなり相場が反転する可能性があります。

②最後の抱き線(陽線)

包み線(陰線→陽線)が、高値圏で出現した場合は、「最後の抱き線」となり、相場が反落する可能性があります。

上昇トレンドに乗っているように見えますが、小陰線に注目してみると、上昇トレンドの中で、売りが台頭しています。

その次の大陽線が、抱きとなっているので、前の期間よりも安く寄り付いたことがわかり、売りが強まったと言えるのです。

最後の抱きとなっているのが大陽線であることからも、ここで買いの力が一気に強まり、あとは弱まっていくことが予想されます。

■包み線(陽線→陰線)

Wrap line 2

③包み線(陰線)

「陽線→陰線」の順番が下降トレンドへの転換で、前日の陽線をはねのけて下降したことから、売りの勢力が強まっていることがわかります。

高値圏で陰の抱き線が出現すれば天井打ちのサインとなります。

④最後の抱き線(陰線)

包み線(陽線→陰線)が、安値圏で出現した場合は、「最後の抱き線」となり、相場が反落する可能性があります。

小陽線に注目してみると、下降トレンドの中で、買いが台頭しています。その次の大陰線が、抱きとなっているので、ここで売りの力が一気に強まり、あとは弱まっていくことが予想されます。買いが強まったと言えるのです。

下図は実際のチャートですが、上昇トレンド中③の包み線が出現しています。

 Wrap line_1333_2016

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする