損切り

sonkiri_325x280

損切りとは、ポジションが含み損の状態で手仕舞いすることです。

手数料を含めて、-1円でも損失ならば損切りと言えます。

例1.株価800円で1,000株買ったA銘柄が、株価750円に値下がりした。含み損50,000円、手数料往復500円。

例1の状態で手仕舞うと50,500円の損切りとなります。

《空売り》を仕掛けた場合も見てみましょう。

例2.株価300円で1,000株売ったB銘柄が、株価320円に値上がりした。含み損20,000円、手数料往復500円。

例2の状態で手仕舞うと20,500円の損切りとなります。

《空売り》の場合、株価が値上がりすると損失が生じるわけです。

誰しも損は嫌ですが、株式投資をやっている以上避けては通れません。

問題なのは損切りせず、《塩漬け》にしてしまうことです。

《塩漬け》とは損が膨らみ、身動きがとれない状態を指します。

身動きがとれない状態では機会損失にもつながりますので、損切りは必ず決行しましょう。

ちなみに、損切りにならない手仕舞いは二つあります。

  • 含み益の場合
  • 含み損でも含み益でもない場合

含み益の場合、すぐさま手仕舞うと《利益確定》になります。

例3.株価800円で1,000株買ったA銘柄が、株価850円に値上がりした。含み益50,000円、手数料往復500円。

例3の状態で手仕舞うと19,500円の《利益確定》となります。

もう一つが含み損でも含み益でもない場合の手仕舞いです。

例4.株価800円で1,000株買ったA銘柄が、株価800円のまま。(わかりやすいように、手数料は0円とします)

例4の状態で手仕舞うと±0円です。

自分の買値で売ることを「同値撤退」といいます。

同値撤退になるということは、その銘柄のトレンドが失われていることを意味します。

トレンドが出てから再び投資しましょう。

【終わりに】

損切りは精神的に苦痛を伴いますので、最初は難しいかもしれません。

また、上級者であっても《塩漬け》を作ってしまうときがあります。

損切りができない場合の多くは大きな含み損を抱えています。

いつも《塩漬け》にしてしまうという方は、まずロットを落としてみましょう。

ロットを落とすことで、株価が急激に変動しても大きな含み損にはなりにくいです。

小さなロットで繰り返し損切りの練習を行ってみてください。

いつしか慣れてきて、当たり前のように損切りができるようになります。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする