ビットコイン

【ビットコインとは?】

ビットコインはインターネット上で流通している仮想通貨です。

中本哲史(サトシ・ナカモト)を名乗るプログラマーが2008年11月に論文を発表、それを基にハッカーたちが開発・普及をし、2009年1月から運用が開始されました。

通貨単位…BTC,mBTC,μBTC,satoshi

1BTC=1,000mBTC=1,000,000μBTC=100,000,000satoshi

mBTC(ミリビット)はBTC(ビット)の千分の一。

μBTC(マイクロビット)はBTC(ビット)の百万分の一。

satoshi(サトシ)はBTC(ビット)の一億分の一。最小単位である。

【ビットコインの特徴】

  • 決済が自由

いつでもどこでもビットコインのやり取りができます。

休日がなく、1回の取引量に制限がありません。

気軽に決済できるというわけです。

  • 銀行が存在しない

ビットコインは銀行が存在しないため、預金封鎖や倒産のリスクがありません。

また、取引は当事者間のやりとりとなるため、手数料が格安です。

通信方式は、サーバーを介さずに端末同士で通信を行う「P2P(ピア・ツー・ピア)」が採用されています。

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  • 発行枚数が決められている

ビットコインは無限に発行されるわけではありません。

最高で2,100万枚しか発行できない仕組みを構築していて、2040年までに全て発行される見込みです。

発行のことを”採掘(マイニング)”といい、個人も参加できます。

採掘にはパソコンのCPUとグラフィックボードが必要です。

しかし、競争が年々激しくなっているうえに埋蔵量も減っているため、現実的ではありません。

一般のパソコンでは電気代すら回収困難です。

ビットコインは発行枚数が限られているため、貨幣価値が希薄化しにくい強みがあるといえるでしょう。

【ビットコインの利用者】

  • 投資家

ビットコインの価値が上がることを見込んで投資する人がいます。

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上図はビットコインの日足チャートです。

2014年に天井をつけていることがわかります。

下降トレンドは2年に及び、2016年現在は上昇トレンドに転じつつあります。

2014年につけた高値を目指す展開となれば、まだまだ投資妙味があるといえそうです。

  • 自国通貨が不安定な人

財政破綻が嘆かれるような国では、自国通貨よりもビットコインの方が信頼が高くなります。

  • 犯罪者

ネットを使って当事者間で取引が済むため、賭博や違法薬物の支払いに利用されることが社会問題となっています。

【ビットコインがつかえるお店はどのくらいあるのか?】

2016年1月4日現在、日本国内でビットコイン決済に対応しているお店は67件(内21件は通信販売)です。

まだまだ少ない印象ですが、今後普及していく可能性は大いに考えられます。

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上図は世界でビットコイン決済に対応しているお店を表したヒートマップです。

アメリカとヨーロッパでは広く普及していることがわかります。

【ビットコインを始めるにあたって必要となる物】

  • ネット環境に繋がったパソコンまたはスマートフォン
  • ウォレット(財布アプリ)

ビットコインはネット上でやりとりするため、パソコンまたはスマートフォンが必要です。

他に口座の代わりとなるウォレットを用意します。

ウォレットを提供しているところはたくさんありますが、ビットコインに対応していればどれでも構いません。

【仮想通貨にかかる税金】

2016年1月現在、仮想通貨に対する税金の法律は整っていません。

“通貨”でも”物”でもないとされ、位置づけが難しいからです。

因みに株式投資では所得税が20.315%かかります。

【仮想通貨モナーコイン】

仮想通貨にはビットコインの他に「モナーコイン」があります。

2ちゃんねるのユーザー「Mr.Watanabe」によって2013年12月に開発、2014年1月に公開されました。

名前の由来は2ちゃんねるでよく利用されている「モナー」というキャラクターからきています。

モナーコインはビットコインと同じ仕様ですが、おもしろい一面をみせます。

  • ビットコインに換金できる

なんと同じ仮想通貨であるビットコインに換金できます。

  • 価格のボラティリティが大きい

仮想通貨の後発となるモナーコインはビットコインに比べ、普及していません。

そのため、流動性が低く値動きは激しいものとなり、投資対象としてはおもしろそうです。

  • ゲームで稼げる

モナーコインを賞金とした麻雀大会があります。

http://www60.atwiki.jp/monacoin_mahjong/

腕に自信のある方は参加してみてはいかがでしょうか。

  • 投げ銭ができる

手品師や大道芸人などのパフォーマーにチップを渡すのと同様に、ネットでパフォーマンスを披露する人に対して投げ銭ができます。

将来、ネットパフォーマーなる職業が誕生するかもしれません。

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