ストキャスティクス

ストキャスティクス(Stochastics)とは、日本語では推測統計学と言われている。

考案者:ジョージ・レーン

一定期間の株価変動から、現在株価の割高・割安水準を読み取る指標。

先行する%K、遅行する%D、一定期間の%Dの平均を取ったSlow%D(SD%)という3つの数値を使用する。

【計算方法】

※ Xには一般的には5または9(今回は5)、Yには3が使われることが多い

ストキャスティクス図1

%k

ストキャスティクス図2

%D

ストキャスティクス図3

計算式上0%~100%の範囲の推移するが、25%以下は売られすぎ、75%以上は買われすぎとなる。

数値だけではなく、2本の線を組み合わせて売買を判断することもある。

【ファーストストキャスティクス】

%Kと%Dが25%以下で、%Kが%Dを下から上に突き抜ければ買い。逆は%Kと%Dが75%以上で、%Kが%Dを上から下に突き抜ければ売り。

スローストキャスティクス

%Dと%SDが25%以下で、%Dが%SDを下から上に突き抜ければ買い。逆は%Dと%SDが75%以上で、%SDが%Dを上から下に突き抜ければ売り。

※ファーストストキャスティクスは乱高下激しいため、だましも多い。そのため一般に分析に使われるのは、「スローストキャスティックス」の方がよいとされている。

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