デイトレードをやってみよう!

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【デイトレードとは】

「デイトレードはどんな取引手法なんだろう。」「やり方がわからない。」「テクニックを知りたい。」そんな方のためにデイトレード専門のページを開設しました。

初心者の方はもちろん、上級者の方にも愉しんで頂ける内容となっております。

一緒にデイトレードをマスターしていきましょう。

まず初めにデイトレードとはどのような取引手法なのかお話ししていきます。

デイトレードとは株式投資や外国為替証拠金取引(FX)などの金融商品における日計り商いのことです。

詳しく説明しますと、仕掛けた当日中に”反対売買”を行って保有している建玉を手仕舞う取引手法となります。

例.寄り付きの9:00に買って大引けの15:00に売った→1日で売買を完結させているのでデイトレードです。

またデイトレードの中でも数秒から数分で売買を完結する取引手法を《スキャルピング》と言います。

デイトレードは取引1回当たりの利益が小さいため、コツコツと繰り返し売買を行っていきます。

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【デイトレードの魅力】

デイトレードがどのような取引手法か確認したところで、デイトレードの魅力を伝えていきます。

デイトレードの魅力には以下のようなものが挙げられます。

  1. すぐに利益がでる。
  2. 資金の回転が早い。
  3. 持ち越しによるリスクがない。

まず「1.すぐに利益がでる。」ですが、デイトレードは1日で売買が完結するため、その日のうちに利益を手にすることができます。

《長期投資》だと利益を手にするまで時間がかかりますし、損失となってしまった場合は機会損失にも繋がります。

続いて「2.資金の回転が早い。」ですが、デイトレードは保有期間が短いため、資金を効率良く使うことができます。

株価が上がる銘柄にどんどん乗り換えることができるというわけです。

うまくいけば雪ダルマ式に短期間で資金を増やすことも可能です。

最後に「3.持ち越しによるリスクがない。」とありますが、これはデイトレードならでは利点といえます。

保有している株を翌日に持ち越す場合、夜間の不祥事に気をつけなければなりません。

夜間の不祥事にはニューヨークダウの暴落や企業の悪材料発表などが挙げられます。

15:01~翌08:59までの間は何が起こっても保有している株を売ることはできませんから、《スイングトレード》や《長期投資》は利益が大きくなる代わりにリスクも大きいといえるでしょう。

その点デイトレードにはそういった不安がなく、夜もぐっすりと眠ることができます。

【デイトレードの始め方】

デイトレードに興味を持たれましたら、始めるための準備をしていきましょう。

デイトレードに必要なものは以下のようなものが挙げられます。

  • 証券口座
  • 資金30万円
  • 複数台のPCモニター

既に持っている方が多いと存じますが、取引するにはまず”証券口座”が必要です。

これはデイトレードに限ったことではありませんので、まだお済でない方は《口座開設》から始めましょう。

またデイトレードは取引回数が多くなるため、手数料の安い証券会社をおすすめします。

続いて資金についてですが30万円以上はほしいところです。

30万円以上ありますと《信用取引》ができるようになるからです。

《信用取引》はレバレッジによって資金の3倍まで運用することができます。

例.資金30万円の場合→資金90万円と同等の運用が可能になる。

資金が多いと仕掛けられる銘柄数が増えますのでチャンスが広がります。

さらに《信用取引》であれば《空売り》を行うことができますので、下げ局面でも利益を獲得できます。

最後に複数台のPCモニターとありますが、これは必須ではありません。

しかし、株価情報と注文画面を別のモニターに表示させることで、スマートな発注が可能になります。

また監視銘柄を増やすために複数台のPCモニターを使うトレーダーもいます。

自分にとってトレードを行いやすい環境を構築しましょう。

【銘柄の選び方】

さて準備が整ったところで銘柄選びのポイントを抑えていきましょう。

デイトレードに適した銘柄は下記のようなものになります。

  1. 株価のボラティリティが大きい。
  2. 出来高が多い。
  3. 板が厚い。

まず「1.株価のボラティリティが大きい。」ですが、デイトレードは短時間で勝負するため、株価が上下に大きく動く銘柄でなければなりません。

その振幅を表した指標が《ボラティリティ》です。

例.株価が1日に10Tick動くA銘柄<株価が1日に20Tick動くB銘柄

上記の例ではB銘柄の方が《ボラティリティ》が大きいといえます。

ちなみに《ボラティリティ》が大きい銘柄ですが、小型株によくみられます。

小型株とは《時価総額》が小さく、発行済み株式数が少ない銘柄のことをいいます。

反対に《時価総額》が大きく、発行済み株式数が多い銘柄のことを大型株といいます。

例.

「(7544)スリーエフ」(2015年10月27日現在のデータ)

時価総額3,082,830,000円

発行済み株式数7,707,095株

桁が多くて見づらいですが、《時価総額》が約30億円、発行済み株式数は約800万株です。

「(3382)セブン&アイ・ホールディングス」(2015年10月27日現在のデータ)

時価総額4,917,980,121,684円

発行済み株式数886,441,983株

こちらは《時価総額》が約5兆円、発行済み株式数は約9億株です。

どちらもコンビニエンスストアでお馴染みの会社です。

スリーエフとセブン&アイ・ホールディングスを比べますと、スリーエフの方が《時価総額》、発行済み株式数ともに圧倒的に少ないことがわかります。

ですからスリーエフはコンビニ業界の銘柄の中では小型株だと位置づけることができます。

地域にもよりますが、街でよくみかけるのはセブン&アイ・ホールディングスが経営しているセブンイレブンでしょう。

店舗数から出資額が大きく、また業績が好調であると考えられます。

故に時価総額、発行済み株式数も多くなるのではと連想することができます。

このように連想していくのも株式投資の醍醐味といえるでしょう。

【歩み値を使ったトレード】

デイトレードには《歩み値》を使ったトレード手法があります。

《歩み値》とは投資家たちの売買を記録した指標です。

《歩み値》の詳しい見方につきましては専用のページをご用意いたしましたので、こちらを参考にして頂ければ幸いです。

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上図が《歩み値》の例です。

今回は説明しやすいように買い注文を赤色に、売り注文を青色に色付けしました。

株価というのは売り注文と買い注文が同数であれば動くことはありません。

つまりどちらかの注文が多い、または少ない場合に動き出すのです。

そこで《歩み値》を使って買い注文と売り注文のどちらが多いのか把握していきます。

この《歩み値》の例では買い注文数が「a,b,d,e,f,h,j」と7つあります。

一方、売り注文数は「c,g,i」の3つに留まります。

ですから注文数に限っていえば、買いが多いとすぐにわかります。

しかし、注文数以外にも着目すべき点があります。

それは約定数量です。

いくら注文数が多くても約定数量が少なければ太刀打ちできません。

上図の例でこの後、《成行注文》で30万株の売り注文が出てきたらどうでしょう。

まるで弁慶が登場したかの如く、買い注文が蹴散らされてしまうことが容易に想像できます。

ですから《歩み値》を活用するときは注文数と約定数量の両方に着目していきたいものです。

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