遠くのものは避けよ

■「遠くのものは避けよ」とは

「遠くのものは避けよ」とは、数ある投資対象の中から馴染みのない銘柄を選ぶ必要はなく、日常生活の中で使用している商品を販売してる企業や、仕事上詳しい業界の企業など身近でよく知っている銘柄を選んだ方がよい、という投資の格言です。

■「遠くのもの」だとニュースに踊らされやすくなる

こうした格言が生まれた理由の一つは、馴染みのない企業に関するニュースの場合その真偽を確かめる術がない、ということがあります。

例えば、「ある企業が赤字に転落しそうだ」などのニュースが流れた場合、その企業が取引先の業界に属していれば、取引先に「あの企業って赤字になるって話があるけど、なんか聞いてる?」などと真偽を確かめることは場合によっては可能でしょうし、そもそも事情に精通していれば「そんなに悪い噂は聞いてないけどなあ」や「それは一時的な赤字だから長期的には問題ないはず」などとすぐに判断ができるはずです。

しかしながら、全く馴染みのない企業であれば、ニュースを信じるしかなく、誤報だった場合、売買のタイミングを見誤ってしまうことになります。

このように、馴染みのない企業の場合、その企業に関する新しい情報が出た場合に、仮にデマであってもそれに踊らされてしまう可能性が高くなるため、「遠くのものは避け」た方がよい、とされています。

■「近くのもの」だとリアルタイムな評価が可能に

また、普段から利用している商品やサービスの場合、その商品・サービスの満足度についてリアルタイムで理解することができます。

毎日、商品を使っている中で「あれ、この商品は最近質が落ちてきたな」とか、逆に「この商品は最近どんどんクオリティが上がっている」などが分かれば、そうした結果がその後の決算に反映され、株価に影響を与えるはずです。

そのため、普段から利用している商品やサービスを提供している企業への投資を行うことは、決算をもとに投資を行っている投資家よりもいち早く情報を獲得することができていることになり、より有利に投資が行えます。

しかしながら、「遠くのもの」への投資を行ってしまった場合、こういったリアルタイムでその企業の状況を把握することはできなくなってしまいます。

■かの著名な投資家ウォーレン・バフェット氏もこの投資を実行

世界で最も有名な投資家の一人であるウォーレン・バフェット氏の信条の一つに「自分が分からないものには投資をしない」というものがあります。

この信条はまさに「遠くのものは避けよ」と一致するものです。

こうしたことからもわざわざ馴染みのない企業に投資をしなくても十分に利益を生み出せることが分かります。日常生活に目を光らせて、身近な優良企業を探してみましょう。

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