立会外分売

■立会外分売とは

立会外分売とは、取引所などの取引時間外に、企業の大株主などからの大量の売り注文に対して多くの投資家からの買い注文を募ることを指します。

一般的に、個人投資家が株を購入することができるのは、「証券取引が空いている9:00~15:00」までですが、この立会外分売の場合、「分売が行われる前日の18:00~分売を行う日の8:00」の間に投資家が申込を行い、抽選に当たっていれば、「その日の9:00」に約定の通知がなされ、証券会社のページに保有銘柄として反映されることになります。

例えば、3月15日に分売実施の銘柄を購入する場合、前日の3月14日の18時~翌日の3月15日の朝8時20分までの間に申込をする必要があります。

■投資家にとっての立会外分売のメリット

立会外分売一つ目のメリットは、「購入手数料が無料」であることです。

現物株を取引する場合、一般的にはその売買時に取引手数料が必要となってしまいます。ネット証券であれば一約定に月通百円程度しかかからない手数料ですが、塵も積もれば方式で意外とバカにできるものではありません。

仮に株式投資で1万円の利益が出たとすれば、この手数料によって数%分もの利益が失われていることになります。そのため、投資を勧める本の中には、取引を頻繁に行えば行うほど、それだけ手数料がかさみ、投資パフォーマンスが低下してしてしまうことから、取引を頻繁に行わない長期投資を勧めている人もいるぐらいです。

しかし、この立会外分売の場合には、手数料がかからないので、どれだけ頻繁にこの立会外分売の株を購入したとしてもコストがかさむということありません。わずかなメリットにも見えますが、一円を笑う者は一円に泣くと言いますから、決して侮ってはいけません。

立会外分売の二つ目のメリットは、割引価格で購入することができる、という点です。この立会外分売は分売が実施される前日の18時頃に発表されることが多く、かつ、その売値はその日の終値よりも数%割引された株価で提供される傾向にあります。

これは、この立会外分売が「株主を増やして東証一部に上場する規定を満たしたい」とか「株の流動性を確保して、もっと多くの投資家から売買してもらえるようにしたい」といった企業側の意図があるためです。そのため、企業は確実に自分たちの株を売るために割引価格で提供することが多いのです。

こうしたことから、立会外分売は非常に魅力的な投資先の1つと言われています。

■購入希望の場合は、毎日証券会社のHPでチェックを

この立会外分売はどの銘柄の分売が行われるのかは、その分売が行われる前日の夕方18:00頃に発表されることが多いです。

証券会社のHPを見れば、分売予定日として一週間ほどの予定日が書かれていたりしますが、その期間のうちいつ分売が行われるのかはその日の夕方になるまで分かりません。

そのため、もし立会外分売を行う対象の銘柄を購入したいのであれば、証券会社のHPを欠かさずチェックし、目ぼしい銘柄があればすぐに申込するようにしましょう。

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